一応の数値はある

実は、サルコペニア肥満には公的に認められた数値の定義がありません。
たとえば、メタボリックシンドロームだと日本肥満学会で以下のように定義されています。
腹囲男性85cm、女性90cm以上が必須。かつ 血圧130/85mmHg以上。中性脂肪150mg/dL以上またはHDLc40mg/dL未満。血糖110mg/dL以上。
上記の3項目中2項目以上。

しかし、日本ではサルコペニア肥満はまだ研究段階なので、統一された見解はありません。。

しかし、日本のサルコペニア肥満研究では第一人者である筑波大学の久野譜也教授は以下の数値を提起しています。
★筋肉の割合が男性で27.3%、女性で22%に満たない
★体格指数のBMIが25以上(BMIとは体重を身長の2乗で割った体格指数)
以上の2つの条件を満たした場合、サルコペニア肥満と判定する。

筋肉の割合とBMIは、数千円程度の家庭用の電子体重計で測定出来ます。

<参考>
★筋肉率の目安(日本肥満学会)
●男性
低い…30.9%以下
標準…31.0~34.9%
やや高い…35.0~38.9%
高い…39.0%以上

●女性
低い…25.9%以下
標準…26.0~27.9%
やや高い…28.0~29.9%
高い…30.0%以上

★BMI値(男女)
低体重…18.4以下
普通体重…18.5~24.9
肥満(1度)…25.0~29.9
サルコ3肥満(2度)…30.0~34.9

基本的に女性の体の方が筋肉量が少なく脂肪量が多いのでサルコペニア肥満になりやすいと言われています。
また、MRI検査をすれば、脂肪と筋肉の割合を視覚的に把握することができます(右図)。